2025年もコメ価格の上昇は続くのか~備蓄米放出でも根本問題は解決せず~
本日午後に備蓄米の放出を検討する審議会が開催されるが、放出があったとしても効果は一時的な価格抑制に止まるものとみられる。実質的な減反政策が続いているからだ。実は、ここ数年の水稲の生産状況は悪くない。面積当たりの収量を指数化した作況指数では2023年・2024年共に101となっており、平年並みの100を上回っている(図表2)。問題なのは作付面積の減少だ。行政による生産数量目標の配分という意味での減反政策は2018年に廃止されたが、米農家が米から麦や大豆などに転作した場合に補助金が支払われる実質的な減反政策は残存しており、そのことが作付面積の減少に繋がる要因の一つになっているものとみられる(図表3)。