1千億ドルかけ新型AIチップ開発、「第2のエヌビディア」を夢見る孫正義
ソフトバンクグループの孫正義会長(67)が「第2のエヌビディア」を夢見て、人工知能(AI)半導体チップの設計、生産とデータセンターの構築に本格的に乗り出す。ソフトバンクが所有する半導体設計会社ARMホールディングスが開発したAIチップを来年下半期に量産し、2026年にそれを採用したデータセンターを米国、欧州、アジア、中東などに設置する計画だ。孫会長は今年初め、米半導体大手インテルの一部事業部門の買収まで検討した。ブルームバーグは23日、「孫会長は自身がAIチップ生産で優位に立っていると信じており、効率性を掲げた『オーダーメード型AIチップ』を作るために惜しみない投資を行う準備ができている」「第2のエヌビディアをつくるというただ一つの目標に執着している」と伝えた。