認知症とともに
「涙が止まらない」さんの「雨を見て」というタイトルの、認知症のおばあさんの話が感動的です。
「じいちゃんとばあちゃんは2人で暮らしてた。ばあちゃんはボケが進んでた。じいちゃんが介護してた。」
雨の日に外に出て行ったおじいさんを迎えに、傘を持ち道路に出てしまい、自動車にひかれ天国へ行ってしまったおばあさん。
「じいちゃんが勤めていた頃、ばあちゃんは雨が降ると必ず駅までじいちゃんを迎えに行ってた。
ちょっとでも雨が降ると必ず迎えに行ってた。
雨を見て、じいちゃんが家に居なくて、傘を持っていこうとしたのだろう」
認知症になったとしても、過去のことは忘れないようです。今すぐのことは覚えていないのに、何キロも離れた実家に、一人で歩いてきたり、戦争体験のことはよく覚えていて話したり等。
認知症患者の介護は夜昼逆転したりで体力的にもきついですが、自分の感情との戦いでもあります。なんで何回言って聞かせてもわからないんだ、怒ってばかりだなどなど。持てる体力、知力、愛情を使い、最後に面倒をみたいものです。なかなか困難なことですが。