イノシシなど鳥獣被害との闘い
名取市では、イノシシなどによる農作物被害が拡大していることを踏まえ、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律(鳥獣被害防止特措法)に基づき、被害防止施策を総合的かつ効果的に実施するため、国の基本指針に即して、「名取市鳥獣被害防止計画」を策定し公表しています。
名取市のホームページには「イノシシ侵入防止柵(ワイヤーメッシュ柵)の制限付き一般競争入札を行います。」との募集記事もあります。名取市有害鳥獣対策協議会が入札実施者です。
また、NOSAIのホームページには、
【宮城支局】イノシシの生息が広域化する中、名取市高舘地区では防護柵で侵入を防ぐ集落ぐるみでの対策に取り組んでいる。
同地区では、2013年ごろからイノシシによる農作物被害が増加。個人対策では限界があると考え、4集落で「高舘第14区獣害対策協議会」を設立した。同協議会は市に対して対策の必要性を主張し、集落を囲む総延長19キロのワイヤメッシュの資材提供を受けた。との記事が掲載されています。
人間と動物の境が、人口減少、農業の衰退、近代化等により人間側に押し戻されていることの証左なのでしょう。以前でしたら山に薪を取りに行ったりしていたのですが、その必要もなくなり、結果どこが自分所有の山かもわからなくなってきています。畑も耕す人が少なくなり、野菜を作るということより畑の草刈りに難儀してきています。
せっかく明治時代公図を作製したのですが、一部用無しになりつつあります。