日銀、最大の株式投資家に ETF購入10年、約45兆円
日銀が、金融緩和の一環として上場投資信託(ETF)の買い入れを始めてから15日で10年となる。中央銀行がリスクの高い株式関連資産を購入するのは極めて異例だが、日銀が目指す2%の物価目標は達成できないまま。一方で保有残高は時価ベースで約45兆円に膨張し、日銀は国内最大の株式投資家になったとみられる。株式市場は「官製相場」の様相を帯び、株価のゆがみに対する懸念も強い。新型コロナウイルス感染が再拡大する中、「出口」は見いだせない。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121200376&g=eco