寒波と日本
寒気の影響で厳しい寒さが続く今日この頃。
日本のみならず世界各国でも今年の最低気温が更新されているようです。
カーボンニュートラルなど温暖化対策が声高に叫ばれる中、今年の一月のトンガ山の大噴火が大気中に硫化エアゾルを大量に放ち、今年の寒冷化現象にいくらかの影響を与えている可能性もなくはないかもしれません。
ちなみに日本の14世紀半ばから19世紀半ばの500年の長期間にわたって、日本は小氷河期だったそうです。江戸の町では隅田川のような川が凍り付くことも頻繁にあったとか。
当時の主な暖房器具は囲炉裏、こたつ、火鉢の三つです。
こたつの歴史は地味に古く、室町時代にまでさかのぼります。
ただ相当危険を帯びたものだったようで、囲炉裏の火力を落として、その上に短い台を置き、衣服をかぶせたものでした。油断するとすぐに衣服が燃えてしまう代物です。
現代の暖房器具がいかに利便性あるものか痛感します。