名取市内の共有山について
名取市内の地域には共有の山がたくさんあります。ある地域の共有山は戦前部落名に所有権保存登記され、住民に売却されたものでした。すべてがそのように売却されたかは確認しておりませんが。大凡当時100名から200名位に売却されていますので、登記簿を見るのが大変です。その後所有者が亡くなられてもっと多くの人数の共有になっています。他の共有者の顔や名前が分からなくなってきています。
それでも、相続登記を済ませておけば問題がありませんが、忘れ去られて共有山の一部のみ相続登記されているものや、共有山すべて相続登記を行っなっていない例などもあります。何世代も相続登記をしていないと相続登記を行うには相当の労力と費用がかかります。ほとんど自力では、不可能に近くなる場合も出てくるでしょう。用地買収や売却の時など暗礁に乗り上げることになります。必ずしも用地買収等にかかるわけではありませんが、いざその時が来た時身動きが取れなくなるよりも、後の世代のためにも財産の管理はしっかりしておくに越したことはありません。