危険が感じられる、一瞬のスキ
名取の小学校でPTA会長をしていた時のことですが、警察署より、ある人物が宮城県の名取市、岩沼市等の山手の小学校の生徒を誘拐すると言っている、という情報を得たことがありました。
10数年前になりますが、そろそろ日本の安全神話が崩れてきたころのことです。広い地域ですので、小学校の登下校には、父母教師がどのように対応したららよいかと議論していました。諸外国の中には、必ず親が子供を学校に連れていかなければならないところがあると聞きます。誘拐対策です。
その人物は何日から何日までに実行すると言っていたと記憶しています。そのため我が小学校は登下校にその間親が送り迎えすることとしました。子供の安全を考える親御さんからは反対はなかったと思います。結局何も起こらずに済みました。過剰だったかはわかりません。
この時は、子供の危険を感じ行動を起こしました。しかしながら、いつも迫りくる危険、一瞬に備えられるかというとなかなか困難だと思われます。ちょっと子供の目を離したすきの誘拐、事故等は、後を絶たないようです。
今回の北海道・七飯町の山林に子供を置き去りにしてしまった事件ですが、真相はまだわかりませんが、親として感情からか一瞬心にスキが出来、自分の行動に危険を感じ取ることが出来なかったのではないかと推測します。
早く見つかることを祈るばかりです。