仙台市内宮城県司法書士会館で民事調停研修会に参加
先日仙台市青葉区春日町にある宮城県司法書士会館で、民事調停研修会が開催され参加してきました。宮城県司法書士会館のある春日町は仙台市役所、宮城県庁の近くで、司法書士が多数開業しており、司法書士事務所の立地上なにかと便利な場所なのでしょう。
事務所を貸す側も確実に回収できる相手なので、このようになったと思われます。
裁判所の近くに弁護士事務所が多いのと同じ理由からでしょうか。
研修会のテーマは「簡易裁判所における民事調停事件の運営方法について」東京簡易裁判所判事のDVD講義、「民事調停手続きの選択基準とその活用方法(総論)について」紛争解決支援推進対策部民事事件受託推進ワーキングチームより講義、「民事調停手続きの選択基準とその活用方法について」グループ討論が行われました。
東京簡易裁判所判事のDVD講義は民事調停事件の取り扱い件数がピーク時より大分低迷し、また確実に機能しているといえない状況なので、裁判所としても危機感を持ち、もっと積極的に事件解決に関与していこうとするものです。また、司法書士会側も、司法書士の調停事件への関与率が低迷しており危機感があります。
裁判所は出された書類で判断する手続きが一般なので、危機感は余程のことと考えられます。確かに民事調停事件でも物別れにならず解決されるとなれば、今よりは利用率が上がると考えられます。