仙南最大級の船岡平和観音とは?
宮城県南部にある町の一つに柴田町がありますが、宮城県の地域区分の中では仙南圏に含まれていて仙南圏の中では最大の人口規模を持つ市町村とされます。柴田郡大河原町方面から白石川を渡り柴田町に入ると、山の上に白亜の観音像が見えますが、これは船岡平和観音像です。船岡平和観音像がある山は四保山と呼ばれており、かつて船岡城が築かれた場所、現在では船岡城址公園として整備が行われており、公園内には約1,000本の桜が植えられています。春になると城下を流れる白石川堤防沿いの桜並木とともに桜の景観を作り出す桜の名所の一つです。
ちなみに、1990年に一目千本桜とともに宮城県の中では唯一日本の桜名所100選に選ばれるなど多方面から訪れる人が多いといわれている人気スポットです。このような場所にある船岡平和観音像は、仙南圏最大級の観音像であり歴史こそは古くはないけれど東北地方の中ではスケールが大きい観音像とされます。
船岡城址公園は山の上にある公園であり、ここにはスロープカーと呼ぶ乗り物が期間限定運行を行っています。ケーブルカーのような乗り物で、跨座式モノレール車両に分類が行われているようです。なお、船岡城址公園は城跡ともいえる場所ですが、城に由来するような建造物はない代わりに船岡平和観音像があり、この観音像は高さ24mの巨大な建造物で1975年に建立が行われたといいます。従来、観音像の内部は入ることができましたが、東日本大震災の影響により内部に入ることはできません。山の上に建立された建造物になるので、内部に入ることで眺望を得ることができるわけですが、公園からの眺望はみやぎ蔵王三十六景の1つの選ばれているなどの景勝地です。
なお、ケーブルカーのような乗り物でもあるスロープカーは、柴田町船岡城址公園スロープカーの正式名称があり、総延長305m・片道3分40秒で頂上まで運んでくれます。
名取の司法書士事務所より15キロ位。