世界の巨大銀行の「連鎖破綻」、その「嫌な流れ」がこれから10年は続きそうな理由
全世界で発生しているインフレの背景には、明らかに大規模緩和策によるマネー膨張があり、膨らみすぎたバブルを正常な状態に戻すためのプロセスがようやく始まったばかりである。バブルを放置すれば手のつけられないインフレになる可能性はそれなりに高く、バブルを元に戻すための長い道のりが待っている(そうであればこそ、FRBやECBは景気を犠牲にしても利上げを断行してきた)。
シリコンバレー銀行の破綻とクレディ・スイスの経営不安は、これからやってくる厳しい時代の予兆と考えてよいだろう。
世界の巨大銀行の「連鎖破綻」、その「嫌な流れ」がこれから10年は続きそうな理由(加谷 珪一) | 現代ビジネス | 講談社(5/5) (gendai.media)