古代ローマの銭湯
かつて存在した西洋の一代帝国古代ローマ。
最近ではテルマエロマエという漫画や映画が当時の銭湯がどのように利用されていたかを極めて詳しく描写しています。
最盛期にはローマ市内だけでも400もの公衆浴場があったそうです。
最大級のテルマエ(浴場)は3世紀末の皇帝、ディオクレティアヌスが建設した3000人が収容できる規模のものであったとか。
当時のテルマエは想像以上に機能性を帯びており、ボイラー室や床暖房、室内暖房を搭載。水風呂に低温高温の風呂に蒸気風呂、アカスリ場やマッサージ室、運動施設や食事処などもあったようで、西暦が開始したころの人々の洗練された生活をイメージすることが出来ます。
ちなみに古代ローマの都市であるポンペイから発掘された調理道具によると、現在フランス料理で使われているほとんどの調理技法が当時に活用されていたようです。
豚にイチジクと蜂蜜入りのワインを食べさせる強制肥育法や海水を邸内に引き込んで養殖池を作ったりなど、美食の追及にも余念のない民族でした。