百尺観音 相馬
明治35年生まれの地元の仏師荒嘉明が、23歳から 全国を行脚修行した後、千体の仏像を作るより生涯一 仏一体と決意し、昭和6年(1931)、29歳の時に崖を 削り込み磨崖仏の建立に着手したのが始まりです。周囲の「誇大妄想狂」という冷笑をものともしないで、一心不乱に制作に身を投じ、昭和31年(1956)に落成式、更に昭和33年(1958)、八十八尺になった尊像の開眼式がとり行われました。 しかし30余年に及ぶ努力を続けましたが、未完のまま 昭和38年(1963)62歳にて嘉明は逝去いたしました。
私たち相馬市民の思い(百尺観音復興基金)より。
未完成部分を完成させ、人気の観光スポットにしたい。
福島県相馬市日下石字高根沢686。