圧巻の北京五輪開会式、絶賛やまず…東京五輪の酷さ際立ち完全敗北、文化力の差が鮮明
「ダイナミックさ、美しさ、無駄のないテンポの良さをはじめ、まさに“圧巻”という言葉がふさわしい。残念ながら東京五輪は“完全敗北”という印象。ここまで差が出たのは、やはり世界的な映画監督で前回の北京夏季五輪の演出も手掛けたチャン・イーモウに、すべての権限が集められ、彼の強力なリーダーシップのもとで全体を通じて統一感のある演出が実現されたという面が大きいだろう。東京五輪では明確なトップが定まらず、次々と演出チームのメンバーも変わり、混乱を極めた。基本的には電通が仕切っていたものの、結局“広告屋”の発想の域を出られていなかった。政治家など外部の人間が演出内容に口を挟んだのも禍した。
東京五輪の開会式では、タレントや俳優、歌舞伎役者、歌手、有名アスリートなどが“ごった煮”状態で登場したが、北京五輪ではチャン・イーモウの方針でそうした有名人が一切に登場せず、一般の国民のみで構成した点も評価できる。エンターテインメント力、文化力という面で、現時点での中国と日本の国力の差をまざまざと見せつけられた印象」
https://biz-journal.jp/2022/02/post_278253_3.html