賃金の伸びが低すぎる…メディアや日銀が理解していない「日本のヤバい現実」
経団連の中西宏明会長が、1月27日の連合とのオンライン会議で、「日本の賃金水準がいつの間にか経済協力開発機構(OECD)の中で相当下位になっている」と語った。
今回は改めて、中西氏の発言はどういう意味を持っているのかを考えてみよう。
まず、OECDの実質平均賃金データを確認しておこう。略然たる事実として、日本の順番は、1990年22ヶ国中12位、2000年35ヶ国中15位、2010年35ヶ国中21位、2019年では35ヶ国中24位である。
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