田野岡大和君生還おめでとう(一瞬のスキと思いこみ)
田野岡大和君無事生還おめでとう。命にかかわるので早く発見されることを祈っていましたが、行方不明になって7日目で奇跡的に発見とは驚きです。あの北海道の山奥、雨、寒さなどの、過酷な環境を考えれば生存の可能性が少しずつ薄くなってきていた時期だったと思います。大和君の生命力に感服です。子を持つ親として、ご両親の後悔の念は計り知れないものがあったと考えます。あの時あの行動をしなければ・・・。
しかしながら、「危険が感じられる、一瞬のスキ」というタイトルで数日前投稿させていただきましたが、いつも迫りくる危険、一瞬に備えられるかというとなかなか困難だと思われます。
すべてに備えられれば何も事件は起きないでしょう。自分の気質、体質を客観視し、一瞬一瞬の危険を感じられるよう訓練して強化していくしかないのではないかと思います。
ところで、思いこみは誰にでもあるというか、「思いこみ」で人間は生きていると言っていいでしょう。今回大和君は行方不明になったその日に、陸上自衛隊駒ケ岳演習場(北海道鹿部町)の小屋
に到達していたのこと。それが事実なら既に捜索範囲にはいなかったそうですから、発見に時間がかかったのもわかります。5月30日自衛隊の方が小屋を点検した時大和君を発見できなかったのも、まさかここにいることはないという「思い込み」のため、探そうとする気もそんなに強くなかったからではないでしょうか。見えるものしか見ないというか。ちなみに、批判ではないです。
自身も毎日思いこみと格闘しております。前提があれば楽ですからね。今回の捜索範囲の設定での「思いこみ」について、犯人探しということではなく十分検証し、捜索範囲の設定にかかる「思いこみ」に対する対策を考えていただければ、次につながると考えます。